注意：

マヌカハニーを含む全ての蜂蜜には、少量のボツリヌス菌が含まれています。通常、大人が食べてもボツリヌス菌が消化管の中で増殖することはありませんが、腸内細菌が未発達の１歳未満の乳幼児が蜂蜜を食べると中毒を引き起こす可能性があります。そのため、マヌカハニーも１歳未満の乳幼児に与えてはいけません。

近年、マヌカハニーに含まれる特有の抗菌成分メチルグリオキサールの抗菌・抗ウイルス効果から、日本でも大人気のマヌカハニー。 かくいう私もマヌカハニー愛食者のひとり。もともと喉から風邪をひくことの多い私は、毎日気がついた時にスプーン1杯のマヌカハニーをそのまま舐めています。

『ニュージーランドの神秘のハチミツ　マヌカ・ストーリー』という本でも指摘されているように、一口にマヌカハニーと言っても全て同じではありません。また、残念ながら中には粗悪な商品も市場には出回っていたりします。

オーガニック認証を取得するには、近くに牧場がないこと、幹線道路から1キロ以上離れた場所で養蜂すること、害虫駆除の薬剤を使わないことなど、厳密な条件を満たす必要があるそうです。そのため、世の中の殆どのマヌカハニーはオーガニックではありません。マヌカハニーの産地で有名なニュージーランドでも女王蜂を狙う害虫が発生し、蜂を殺さずに害虫を退治するために薬剤が使用されておりオーガニックではないとのこと。

タスマニア島は、孤立した島であるが故に、ユニークな環境が残っており、正真正銘天然のオーガニックなマヌカハニーが作られています。そのため、cocorozaではタスマニア産のオーガニックマヌカハニーを取り扱うことにしました。

“私の朝の習慣の2つ目はあなたを驚かせるかもしれない。スプーン2杯の蜂蜜を口にするのだ。それも毎日だ。できるだけマニカハニーというニュージーランド産の物をとるようにしている。”
『ジョコビッチの生まれ変わる食事』（三五館）

 “マヌカハニーを取り入れたせいだろうか。近頃の僕は滅多に体調を崩さないようになった。2016年、日本に帰国してからあまりにも忙しすぎて体調を崩しかけたことがある。連日打ち合わせや取材が続き、シーズンを通しての疲れがそこでどっと出てしまったのだ。それまでの僕なら熱が出て寝込んでしまってもおかしくない状況だった。喉の痛みがその予兆だ。ところが、数日すると喉の痛みが消え、体調も復活したのだ。”
『長友佑都の食事革命』（マガジンハウス）

More about “MANUKA HONEY”

蜂蜜の歴史はとても古く、1万年以上前から人類は蜂蜜とともに歩んできたと言われています。蜂蜜と一口に言っても、蜜源の花によって色や香り、味、そして成分や栄養素も様々です。蜜源植物は、世界で約4000種類以上あると言われていて、日本に限ってみても約600種類もあるそうです。また、ミツバチは蜂蜜以外にも、プロポリスやローヤルゼリーなど、自然界のスーパーサプリメントを作り出しています。

マヌカハニーの蜜源は、オーストラリアのタスマニアやニュージーランドに自生するマヌカという背の低い樹木です。マヌカの花蜜には、DHA（ジヒドロキシアセトン）という物質が多く含まれており、ミツバチがマヌカの花蜜を集め、羽ばたきをして水分を飛ばしたり、ミツバチが持つ酵素が作用したりすることで、花蜜に含まれるこのDHAという成分から特別な抗菌物質MGO（メチルグリオキサール）が生成されます。マヌカハニーは、大自然の中で育ったマヌカと、ミツバチによる奇跡のコラボレーションによって生み出されているのです。